こんにちは。森脇工業のブログをご覧いただきありがとうございます。
夏の土間工事は、言葉にできないほど過酷です。
照り返しの強いコンクリート面、動きっぱなしの作業、湿度の高い気候――
まさに「熱中症」のリスクが毎日のように付きまとう季節でもあります。
今回は、実際の現場で私たちが実践している熱中症対策を、分かりやすくご紹介します。
職人の皆さんだけでなく、DIYを楽しむ方や現場監督の方にも参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
■ 1. こまめな水分補給と塩分チャージは基本中の基本!
水だけでは不十分。汗と一緒に失われるナトリウム(塩分)やミネラルも一緒に補給しなければ、脱水状態は防げません。
私たちの現場では、
スポーツドリンクを現場常備
タブレット型の塩分補給グッズを支給
作業中でも気軽に水分が取れるように保冷水筒を持ち歩く
といった対策を日常的に行っています。
「喉が渇く前に飲む」が鉄則です!
■ 2. 冷却グッズをフル活用!
ここ数年で広まったのが、空調服(ファン付き作業服)の導入です。
空気を循環させるだけでも、体感温度は大きく変わります。
さらに、以下のようなアイテムも人気です:
ネッククーラー(冷感ジェル入り)
冷却スプレー(衣服の上から使用)
インナーは通気性・吸汗速乾タイプを選ぶ
少しの工夫でも作業効率と体力の消耗がまるで違います。
■ 3. 「休憩は甘えじゃない」文化づくり
「昔は水飲まずにやったんだ」
そんな時代も確かにありましたが、今の暑さは“命に関わる”レベルです。
〇〇土間工業では、午前・午後に最低1回ずつの強制休憩タイムを設けています。
その際は日陰で椅子に座り、氷入りの飲み物を飲んでもらうように徹底しています。
「ちょっとだるいな」と感じたら、無理をせずに早めに申告すること。
それが自分を守るだけでなく、仲間を守ることにもつながります。
■ 4. 施工スケジュールの工夫
夏の現場は、朝と夕方に集中する「時短スケジュール」も有効です。
朝5〜6時に現場入りして、午前中に主要作業を終える
13時〜15時の“魔の時間帯”は避ける
夕方に残りの確認・仕上げ作業を行う
お客様にも協力いただきながら、熱中症リスクを最小限に抑えた進行管理を心がけています。
■ 5. 意外と大事な「仲間同士の声かけ」
最後に紹介するのは、お互いの体調を気にかける文化です。
「〇〇さん、顔赤いけど大丈夫?」
「ちょっと座ってて。あとは任せて。」
こういった声かけが、実際に熱中症の重症化を防いだこともありました。
土間はチームで打つものです。現場の安全も、仲間同士の気遣いがあってこそ守られるのです。
■ まとめ|“無理せず、守る”が夏の鉄則
熱中症は、気合や根性でどうにかなる時代ではありません。
むしろ、「無理をしない」ことが、良い仕事に直結する時代です。
私たち森脇工業では、安全で健康な現場づくりをこれからも追求していきます。
これから夏の現場が増える中、この記事が皆さんの安全意識のきっかけになれば幸いです。
それでは今日も、無事故・無災害で!